== 音楽 ==

ソフィア・コッポラの椿姫

芸術の秋ということで、TOHOシネマズでヴェルディのオペラ《椿姫》を観てきました。

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ライブビューイングではありませんが、4K上映なので音響は抜群。
日本橋TOHOシネマズは、お席も座り心地が良くて快適ですね*

実は私、声楽科出身なのにオペラだけは苦手……というか。
聴くのは好きだけれど《観る》舞台としては中々好きになれなくて。

学生時代に観たトゥーランドットも、本場ウィーンで観たトスカも睡魔との戦いでした(笑)

その理由は、衣装も舞台美術も歌声も素晴らしいのに、どうしても歌手の方々の逞しい身体つきと、舞台の上での所作が気になって集中できないから…!!

宝塚やバレエに慣れていると、歌声や演技はもちろん、ルックスやスタイルも選び抜かれていて、指先まで洗練された動きなので、どうしてもオペラの、《病魔に蝕まれた瀕死の少女》役なのに逞しい身体つき…や、歌うことに重きを置かれている舞台上での少し不格好な所作…というのが気になってしまって…(笑)

もちろん、声楽は体が楽器。
響鳴する部分が大きい方が声量にもなりますし、オペラは何より歌声第一なのは理解しています。
それでもどうしても好きになれなかったオペラ。

今回はガーリー・ムービーの巨匠ソフィア・コッポラが初めてオペラの演出を手掛けた作品ということで。
ソフィアの《ヴァージン・スーサイズ》《マリー・アントワネット》はマイ・フェイバリット・ムービーに殿堂入りしていますし、お衣装はヴァレンティノ。
これならオペラ嫌い克服できるかも!と期待して鑑賞して参りました。

やはり上記の苦手要素が気になってしまったのは事実ですが、
140分の上演時間一度も退屈せずに、切ない結末を迎えるラストでは、大号泣してしまいました。
オペラ嫌いの私としては快挙!です。

ヴィオレッタ役のフランチェスカ・ドット。
お歌はもちろんとっても素晴らしかったです♪
ただ、少し荒っぽい役作りかなーという印象も。
(私は快楽の人生〜♪とか歌いながらも知性を感じる、尚かつ猫のようなコケティッシュさがあるヴィオレッタが好き)

アルフレードの父親ジェルモン役のロベルト・フロンターリの歌声と存在感はさすが、の一言でした。

お衣装はtheヴァレンティノ!という感じで…(笑)
2幕のバレエダンサー達のお衣装なんかはとっても刺激的だったけど、ヴェルベットのワンピースにレースの襟、というアンニーナのお衣装が一番好みでした*

舞台美術も、華美ではなく、上品ですごく知的な雰囲気。

オペラ大好き!とまではいかなかったけれど、全幕とても楽しめたかなと思います。

椿姫はとてもポピュラーなオペラですが、主人公カップル、そしてその父親の葛藤は繊細で美しい悲劇のストーリーになっていますし、何より一幕冒頭から華やかな楽曲(有名な乾杯の歌も一幕ですね)で、オペラと聞いて想像する豪華絢爛さがそこにあるので、定番になるのにはやはりそれなりの理由があるのだなぁと改めて思いました。

実は椿姫を全幕観るのは初めてなので、演出のソフィア・コッポラ感、というものが私は分からなかったのですが…
それでも、カーテンコールに登場したソフィア。そこにソフィアがいるだけで、もうガーリーなソフィアの世界になってしまうわ!と感じるのは色眼鏡で見過ぎでしょうか…?笑

クラシック音楽というものはどうしても敷居が高く感じてしまうので、ガーリーカルチャーの教祖的ソフィアが演出したということで、今までクラシックに触れなかった子たちが、劇場に行って興味を持ってくれるのかしら、と思うと、クラシック畑の人間としてはとても嬉しいです♡
実際私も、ソフィアじゃなかったら苦手なオペラを140分観に行く!なんてしなかったのですから。

少し、苦手意識がなくなったので、METのライブビューイングも挑戦してみようかなぁなんて思っています*
定番どころの新演出や、珍しい作品もたまにあるみたいですね♪
でもやっぱり歌声は生声に限るから、久しぶりにオペラを観に劇場へ行くのもいいかしら…なーんて、苦手と言いつつ好きになっちゃう日も近いかも知れません(笑)

日本橋での上映は終了しましたが、順次全国公開していくようです。関東では次は吉祥寺のシアターのようですね。
お友達たちもこれから観に行く子たちが多いので、みんなで感想をお話しあうのが楽しみです♡





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== 娘のこと、子育て ==

運動会♪

先週末は娘の運動会でした。
雨で延期になったのですが、当日は暑いくらいにお日様が照っていて、運動会日和。

朝から、娘は元気に頑張ってくれました*
かけっこは、1番の速さで走っていたのに、ゴール直前にお友達を待ってお友達とゴールしたり(笑)
クラス対抗の親子競技はおしりから1番だったり(笑)
そして去年はお仕事で来れなかったパパが今年は来れたので、パパも全力で父兄の綱引きに参加して、娘と二人で応援しました♪
パパの綱引きも負けてしまったのですけれど…(笑)

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結果はどうであれ、金メダルを大好きな先生にかけてもらった娘はメダルに負けないくらいのキラキラ笑顔で嬉しそうでした♡

母と弟も来てくれたので、ワイワイしながら応援したり、お弁当を食べたり、とても楽しい1日。
来年の幼稚園最後の運動会のことを考えると今から涙腺がうるうるしてしまいます…笑

今月は遠足や移動動物園など園のイベントが盛りだくさんで少しバタバタしそうですが、娘と一緒に楽しみたいです♪

そして今日はバタバタの合間に、とても楽しみにしていたお出掛けに行ってきます。
みなさんも、楽しい一日をお過ごしください*


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== 美術 ==

今年二回目の乙女たち。

木曜日。
娘が幼稚園の隙に、渋谷西武で行われている高橋真琴先生の原画展へ❁
夏の銀座での個展にも行ったので、真琴先生の乙女たちに会うのは2回目です♡
1年に2回も美しいこの世界に触れられるなんて幸せ…!

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撮影OKの特大パネル。
デパートの催事場だし、そんなに展示数ないかなぁと思っていたらびっくり!
原画200点の展示です。
60年代の絵から、最近のものまで。
これで500円の入場料なんて、太っ腹すぎます(>_<)

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こちらも撮影コーナーのもの。
どの原画も、髪の毛の一房、お花の雌しべと雄しべ、ドレスのドレープ、宝石の輝き…一つ一つ丁寧に手描きで描かれています。
83歳の今も現役で絵筆をとり、夢の乙女たちを世に送り出しているおじいさま、沢山の夢を愛する女性たちに喜びを与えて下さっています♡

私は60年代のちょっぴり大人っぽい雰囲気の少女たちが好きです。
キラキラのドレスを纏ったお姫様も可愛いけれど、ハイジや赤毛のアン、赤いドレスのアリスなど、おちゃめな乙女の絵も素敵でした。
パステルカラーの繊細さも、はっとする、凛としたロイヤルブルーや深紅の色使いも印象的。

幼い頃に憧れたおとぎ話の女の子たちが目の前にいる幸せ。
いくつになっても、ときめきの心を抑えることはできません。
お姫様、神話、白鳥やバンビや小鳥やうさぎなどの動物、ドレス、お花、宝石、星、バレエetc.女の子の好き!が詰まったロマンティックな絵の世界。
女の子みんなの憧れがキラキラと描かれています。
まさに真琴ピア。

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お土産。
少女がプリントされたハンカチーフ、一筆便箋2種、人魚姫のノート。

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ポストカードはいばら姫と、マリーアントワネットのようなプリンセス、そして赤毛のアン。
先着でもらえるブックマーカーはグリーンのautumnをセレクト。
ポストカードは他にも、お友達にぴったりのものをプレゼント用に何枚か購入しました。

充実の展示数、期間も長いので、ぜひみなさんも乙女たちに会いに行って下さいね*


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== 音楽 ==

レクター博士のプレイリスト。

魔女友に勧められて見始めた、ドラマ版《ハンニバル》

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映画でアンソニー・ホプキンスが演じたハンニバル・レクター博士の、猟奇殺人犯である正体を隠していた精神科医時代のお話です。

主人公は自閉症スペクトラムの一種として、あらゆる犯人に共感でき、その動機や犯行当時の感情を再現できる「純粋な共感」という能力を持つウィル。
FBIアカデミーの講師なのですが、その能力をかわれて、世間を騒がす切り裂き魔の捜査を手伝います。

レクター博士は優秀な精神科医であり、元外科医。
ドラマではウィルの担当医です。
この二人の歪んだブロマンスの行方にハラハラドキドキ。

レクター博士は、美術や音楽への造詣も深く、肖像画のデッサンをしたり、ハープシコードを奏でたり。
そして料理はプロの腕前。

もちろん、レクター博士なので、そのお料理の材料は言わずもがな…なのですが、料理シーン、出来上がった料理、そしてそれを食す博士の仕草…すべてが上品で優美で芸術的…!!

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とても頭が良く、膨大な医学と心理学の知識を持ち、優美な趣味趣向でグールドの弾くバッハを愛する美しい猟奇殺人鬼。
もうすっかりレクター博士に夢中の私です(笑)
魔女友が、シャーロックロスに陥っていた私を救ってくれました(笑)

劇中では、レクター博士の嗜好に沿ったクラシック音楽が度々使われます。
バッハのゴルドベルク変奏曲は定番中の定番。



中でも、私個人的には、ヘンデルのオペラ《ジュリアスシーザー》のアリアPiangero la sorte miaが使われていたのが嬉しい!
声楽を学んでいた時のレパートリーアリアの一曲なのです。
アジリタがとってもかっこいいこの曲、ドラマでもアジリタ部分が使われていましたね。



ヘンデルのアリアではオペラ《トロメーオ》のアリアStille Amareも本当に素晴らしい。
あまり有名でないこの曲ですが、毒薬を飲んだトロメーオが体中に回る毒を感じながら歌うこの歌、死への行進のような通奏低音、そして最後は台詞(歌詞)の途中でついに事切れ…。
Piangero〜のように派手なアジリタはないものの、絶対にレクター博士好みの一曲!と思っています。
(毒薬だと思っていた薬は実は睡眠薬と入れ替わっており、後にトロメーオは復活を遂げるのですが)



ヘンデル繋がりでDank sei dir Herr.
この曲なんかは、レクター博士が芸術的作品を作り上げたあとに聞いていてほしい一曲!
崇高な宗教曲も、ぴったりハマってしまう美しき殺人鬼です♡

なんて…昨晩魔女友とレクター博士好みのプレイリストについて語り合って熱くなってしまった為、マニアックなブログを書いてしまいました(笑)

好きなキャラクターが出来ると、そのキャラクター好みのクラシック音楽と紅茶の銘柄について考えてしまう性癖の私です…(笑)

ドラマはまだS2の途中までしか見れていないのですが、パパと一緒に続きも楽しむつもりです♪
(昨日はレクター博士ごっこで、バッハのヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集を聞きながらビーフシチューを煮込んでたら、パパになんのお肉ですか…?と怯えられてしまいました(笑)

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== 日々のこと ==

中秋の名月

今日は中秋の名月🌕
十五夜ですね。

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パパがお月見用のお花を買ってきてくれました。
ススキと、満月のようなまん丸の菊、そして秋の名花りんどう。
りんどうは私の祖父が好きな花でした。
私は、銀河鉄道の夜に出てくる、りんどうの描写が好きです。

《ああ、りんどうの花が咲いている。もうすっかり秋だねえ。
カムパネルラが、窓の外を指して言いました。
線路のヘリになった短い芝生の中に、月長石ででも刻まれたような、すばらしい紫のりんどうの花が咲いていました。》宮沢賢治 銀河鉄道の夜より

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娘は幼稚園でもお月見のおだんごをいただいたようですが、お家でも三人でおだんごを食べました♡
お月さまのようにまんまるのおだんごと、紅茶はマリアージュフレールのthe de lune.お月見にぴったり。
描かれた草花が秋らしいので、茶器はマイセンにしました。

平安時代のお月見は詩歌や管絃を楽しみつつ酒を酌む、という雅な催しだったそう。
私たちは自宅では殆どお酒を飲まないので、紅茶で乾杯です*

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曇り空だったので見られるか不安でしたが、雲の隙間からのぞいたまん丸お月さま、娘と見ることができました🌕🐰
携帯の写真なので、あまり素敵に見えませんが、真珠のように美しい満月です。


《今、月が私のお部屋に水の様に蒼い光でながれこんでいる。私の顔に、手に、体に。
愛する方におやすみをつげて、又そのお部屋にも、この美しい月の光がながれこんでいるでしょうね。(月の光で書く)》松田瓊子



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