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== 美術 ==

不思議の国のアリス展

今日は娘と横浜のそごう美術館まで、楽しみにしていた《不思議の国のアリス展》を観に行ってきました*

以前、Moeのアリス特集についてのblogでも書きましたが英国児童文学で育ち、ロリータ文化の中で少女時代を過ごした私にとって、アリスシリーズはとても思い入れのある児童文学のひとつ。

言葉遊びが楽しい物語はもちろん、テニエルの挿し絵も大好きですし、ラッカムの描くアリスも、ディズニーのアリスも、そしてルイス・キャロルことドジソン教授の撮ったお写真も大好き!

今回の展示会ではテニエルの直筆デッサンはもちろんのこと、キャロルが描いた挿し絵やラッカムの原画も観ることが出来て幸せでした…*

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そごう内のフォトスポットにて。
今日はアリスコーデの娘です♥️♠️


第一章始まりの話━アリスの誕生では、キャロルの肖像やキャロルによる挿し絵の下書き、テニエルのデッサンなど原作アリスファンならときめかずにはいられない貴重なコレクションの数々が展示されていて、娘と一緒にじっくり鑑賞しました。

キャロルの描いた涙の池の下書きがとってもかわいくて私たちのお気に入り。


第二章アリスの物語━不思議の国への招待は、現在活躍中のアーティストによるアリスの絵画のコレクション。
ここのフロアは写真撮影可能でしたので、何枚か紹介しますね。

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チャールズ・サントーレによる作品。
アメリカのイラストレーターで、鮮やかな色使いがとても素敵ですよね。
人魚姫やオズの魔法使いの絵本なども手掛けているそうなので、いつか読んでみたいです。


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素朴で可愛らしいこちらのアリスはヘレン・オクセンバリーの作品。
ヘレンの絵本は日本でも数多く出版されていますし、なんとなく見たことがある…という方も多いのではないでしょうか?
画像のアリスの絵本も、少しお値段張りますが買えますよ♪

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ロバート・インベン。
2枚目のタイトルは《アリスのお姉さんも夢を見る》。
不思議の国へのガイドが時計を持った白兎なら、アリスのお姉さんは現実世界でのメンターのような印象を抱きますが、この絵を見るとお姉さんも夢を見、好奇心を抱く少女の心をちゃんと持っていることが描かれているようでなんだかきゅっと胸を締め付けられました。

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緻密な筆致でジョン・ヴァーノン・ロードが描くハンプティダンプティはアリスの世界の奇妙きてれつな雰囲気たっぷり。

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こちらもジョン・ヴァーノン・ロードの作品ですが、不思議の国の昆虫や植物を描いているそうで、物語や絵画の中の植物が好きな私は嬉々としてじっくり心行くまで鑑賞しました*


第三章のアートの国━世界が愛する永遠のアリスでは、前述のラッカムのアリス、エリック・カールによるチェシャ猫いもむし(とっても可愛い!)。

ロリータカルチャーから澁澤龍彦に出逢った人なら誰もが通る道、ヤン・シュヴァンクマイエルのコラージュも!

草間彌生さんの作品や、写真に刺繍を施して表現する清川あさみさんの作品など、様々なジャンルのアーティストが造り出すアリスの世界を堪能しました。

そうそう、先日マリアさまのお庭での個展を拝見させていただいた清水真理さんのお人形とも再会*
イノセントなアリス人形に娘も再び魅了されたようです。

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展示会場内にもフォトスポットがあり、アリス気分を味わえます♪
ここでは赤ちゃんのお人形も用意されていて、豚の赤ちゃんを抱くアリスと2ショットが撮れるのですが、娘は赤ちゃん人形を怖がって抱っこしてくれませんでした笑

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小さな娘が覗くのは、さらに小さなアリスの世界。
薔薇の咲くお庭でクロケーをする女王さまに見つからないようにね!

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鏡の国に迷い混んだかのようなフォトスポット。
ガイ・フォークスの日の前日、暖炉の前で子猫のキティと毛糸で戯れながらいつもの空想遊びをしていたアリスは、鏡の向こうへ、再び摩訶不思議な冒険に出るのです。



アリスが白兎を追いかけて不思議の国への穴に落ちたのは七歳のとき。
ちょうど七歳、アリスタイムに突入したばかりの娘と、心から愛するアリスの世界を観ることが出来て、とても幸せでした。

もしかしたら娘も、空想遊びをしながら私の知らないところで不思議の国への扉を開けているのかもしれません。
喋るお花や、あべこべな謎々、動くチェスの駒に恐ろしい怪物…とびきり楽しくて可笑しくてちょっぴり怖いおとぎの国への鍵を心に持つ娘は、今日どんなことを思いながら作品を観ていたのでしょうか。

あたたかな日差しがさすGolden Afternoon、黄金の午後にお昼寝をしている娘の寝言に、もしかしたらそのヒントが隠されているかも。

やがて不思議の国から離れる時がきても、彼らのことやその世界の存在を忘れないでね、なんて考えながら、展示会を後にしました。

この後はもう少し不思議の国の余韻に浸るため、素敵なところに行ってきたのですがそれはまた次の記事に。


アリス展、横浜そごう会場は11月17日まで。
アリスを愛する皆さん、是非訪れて下さいね♪

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== 美術 ==

再び、聖なる空間へ。

今日は娘のバレエレッスンのあと、再びマリアさまのお庭まで。

前回の訪問で清水さんの聖なる作品と優しい恵子さんの大ファンになった娘は今日の再訪をそれはもう楽しみにしていたのでした。

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今日もゆっくりと、聖なる少女たちと静かな対話を…。
厳かな祈りと光の空気は、足を踏み入れた瞬間からヴェールのように私の心を包み込んでくれます。

自分の心の中にある静かな祈りに耳を傾け、白き少女たちを見つめる時間はなんて心が安らぐのでしょう。

このマリアさまの流す涙は、きっと何人もの人の心に、恵みとして染み渡ったことと思います。


清水さんの作品は前回の記事で紹介しましたので、今日はSilent Musicさまの素敵な一角の写真を中心に載せていきますね。

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Silent Musicさまの空間には、聖なる小物たちが沢山。
マリアさまや天使さまが優しく見守って下さっています。
《 Gloria in excelsis Deo!天のいと高きところには神に栄光あれ!》


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アンティークの聖なる絵たち。
セピア色の眼差しに一体何人の人たちが救われたのでしょう。

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どの一角も、今にも物語が始まりそうな空間です。
グランドピアノの上の白百合の燭台がとても素敵。
白百合はマリアさまを象徴する聖なるお花。

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音楽室の窓から見える、お庭のマリアさま。
移り行く季節をそっと見つめるマリアさま。
秋の始まり、清々しい空気をきっとマリアさまも喜んでいらっしゃるはず。



今日も恵子さんとのおしゃべりを楽しんだ娘。
ご一緒させていただいた作家さんたちも皆さんとても温かい優しさで接してくださって、とても楽しい時間を過ごさせていただきました*

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娘は、小さな小さなぬいぐるみたちを作る作家かつやままりこさんのちびぬいちゃんたちにもう夢中…!

繊細な作りの小さなお友達と、長い時間遊ばせていただきました。
お写真はまりこさんに撮っていただいたもの。

爪の先ほどの小さな女の子や、森の仲間たちのぬいぐるみ、小さな頃夢見たドールハウスの住人そのもので、私も娘もすっかり魅了されてしまいました♪

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優しく穏やかなまりこさんのお人柄そのままのお人形たちとの出逢い、とても嬉しいお導きです。
このお写真も、まりこさんが撮って下さいました。

清らかな空間で聖なる作品たちに見つめられながら、恵子さんや作家さんたちとおしゃべりしたひととき、とても優しい時間で、大切な思い出がまたひとつ私と娘の心のページに増えました*


今日も皆さまの優しさに甘えてすっかり長居してしまった私たち。
気づけば外は日が落ちて、夜の帳が降りようとしています。

恵子さんが娘を、入り口のランタンを灯す係に任命して下さって。

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娘が灯したランタン。
このランタンを持ち、扉を開けた白いワンピース姿の恵子さんと娘は、なんだか違う世界の住人のようで、このままそちらに帰ってしまいそう…と一瞬どきりとするほどでした。
きっとSilent Musicさまの不思議な魔法でそう見えたのでしょう*


昨日お誕生日だった恵子さんに( 娘は恵子さんとマリアさまと同じ9月生まれなことをとても喜んでいます*) 、二人でささやかな贈り物をお渡ししたのですが、恵子さんからも更にプレゼントをいただいてしまいました…!

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恵子さんお手製の、レースのハートと主語天使さまの御絵。
マリアさまは、祈りの日々の中で白い糸で刺繍や編み物をしていたそうですが、恵子さんもきっとマリアさまのように一針一針慈しんで編まれているのでしょう。

純白と、幼子の頬のような優しいピンクのハートに娘もにっこり。


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こちらも娘へ恵子さんからの贈り物。
恵子さんが一つ一つ折った折り紙たち。
このプレゼントに触発されて、現在娘は久しぶりの折り紙ブームの真っ最中です笑

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今日も貴重な貝殻をいただきました。
桜貝にはツメタガイによってあけられた小さな穴が開いているのですが、その穴がなく、さらにこのように二枚貝の状態を維持しているものは大変珍しいそう。

恵子さんのご友人の貝殻拾い名人さんが届けられたばかりの貴重な蝶のような貝殻をお裾分けして下さって娘は大喜びでした。

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先日お迎えした恵子さんの音楽をすっかり気に入ってしまったパパから「他の曲も聞きたい!」と言われていたので《holiness》をお迎え。

教会を照らす光のように、静かな祈りを込められて作られた清らかな音楽たち。
収録曲の「小さき花」は聖テレーズさまをイメージして作られたとの由。

いつでも祈り、慈しみの心を思い出させてくれる恵子さんの音楽たち。
私たち家族にそっと寄り添ってくれています…♪



二回目の今日も、美しい祈りと、優しい光に満ちた空間で、まるで御ミサに預かったあとのような清らかな気持ちになりました。
白き聖女さまたちと、そこに集う優しい方々のように、私も日々を大切に慈しみ、祈りの心と感謝を忘れず、穏やかにいたいと改めて誓った二日間でした。

素晴らしい作品と空間を造り出してくだった清水さん、そして恵子さん、ありがとうございます*

清い喜びでいっぱいです。


一回目の訪問記事→

Silent Music→HP

清水真理→HP

かつやままりこ→twitter

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== 美術 ==

〜Sacré-Cœur 聖なる み心 〜 愛ゆえに 祈り つくる

今日は午前授業で帰宅した娘と共に、東中野のマリアさまのお庭、Silent Music様へ。

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清水真理さんの個展《 〜Sacré-Cœur 聖なる み心 〜 愛ゆえに 祈り つくる》を観て参りました。


清水真理さんは少女の頃から憧れの人形作家さんなのですが、
今回の個展はどことなく哀しげな瞳を持ち、切り開かれた胸には鳥籠や螺旋階段、といった今までの清水真理さんの作品イメージとはまた違った雰囲気。

タイトルにある通り、聖なる祈りをテーマにつくりだされた作品たちが並んでいました。

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清水さん初の試みである真っ白な聖女さまのルリケール。
聖ジュヌヴィエーヴ、聖ウルスラ。

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聖マリア・マグダレナ、聖ヒルデガルト。

ルリケールとは、聖遺物入れのこと。
胸元は引き出しになっています。

キリスト教において、あまりにも偉大な聖女さまたちですが、清水さんの聖女さまは侵しがたい清らかさと、凛とした静けさをまとった少女の面。

白き瞳で、聖女さまたちは何を思うのでしょう。
お洋服の襞、髪の毛の一束、あまりにも繊細な作りの胸像に息することも忘れるほどに惹き付けられました。
清き思いと、信仰の祈りを心に持つ少女たちの姿に、聖なる光を見た気がします。


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こちらは《小さき花のテレーズ》こと聖テレーズさまの少女時代のお人形と、《Louis》。

鎧ではなく、光として信仰を纏い、迷うことなく祈り続けた聖なる女性たちの姿。

熊本県天草といえば潜伏キリシタンの地ですが、清水真理さんはその天草ご出身だそうです。

悲しい歴史と普遍の信仰心、そして聖なる慈愛。
ただ美しい、という一言では表現しきれない、歴史や魂、祈りの重さ、尊さ、が響く繊細な世界でした。


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《La conversation d'ange》

天使たちが囁くその言葉は歌となり、花となり、光となり、私たちに降り注ぐ…。

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《Misericórdias》
マリアさまの、慈悲の涙。

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《 Le Jardin de Marie》
小さなドームに白い花園。清らかで可憐なマリアさまのお人形は娘もお気に入りでした。


純白の物言わぬ聖女さまたちの祈りの心に満ちた空間はまるでお御堂のような雰囲気。
信仰とは。祈りとは。悲しみと喜びとは。
…そんなことを考えながらじっくり鑑賞させていただきました。

彼女たちを見つめていると胸の中に沸き上がるしっとりとした穏やかな思いは、きっと私の心の中にある純白。
どんなに忙しない日々でも、この気持ちをいつも大切に抱いて生きていたいと祈りにも似た気持ちを持ちながら、聖なる空間に身を委ねていました。




Silent Musicさまを訪れたのは2011年の待降節ぶり。
その時はまだ娘も身ごもっていなかったけれど、妊娠中はこのサロンギャラリーの主である恵子さんの音楽をよく聞いていたのでした…♪

とてもお久しぶりにお会いしたのに、変わらぬ美しさと優しさを持って歓迎してくださった恵子さん。
娘は恵子さんとのおしゃべりがとっても楽しかったようで、恵子さん大好き!また必ず来る!と繰り返すほど。

現代創作人形は初めてのだったので怖がるかしら?と若干の不安もあったのですが、聖なるテーマと、清らかなSilent Musicさんの空気、そして恵子さんの慈愛に満ちた優しさのお陰で、娘は展示もとても熱心に眺め、恵子さんと沢山おしゃべりし、ピアノやハープまで弾かせていただいて本当に幸せそうでした*

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サロンコンサートが催されることもある音楽室兼ギャラリー。
お客さまがいらっしゃらない時間にグランドピアノで次の発表会に弾く曲を恵子さんに御披露目。
恵子さんの魔法のピアノで弾いたから、きっと本番も素敵に弾けるはず*

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小さなハープ。
他にもアイリッシュハープや、ダルシマーなど初めての楽器もつま弾かせてもらった娘。
そんな娘を見ながら、私の心はしばし中世へ…。

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我が家にも聖品を飾ってあるせいか、あ!マリアさま!と聖なる小物たちに興味津々。
余程居心地が良かったようで、私が「そろそろ…」と声をかけると「もう少しだけ居たい!」と返されるというやり取りを何度も繰り返しました。

優しい恵子さんが娘に、素晴らしい貝殻のコレクションをお裾分けしてくださったり。
大きな巻き貝に耳を当て、三人で「海の音が聞こえる!こっちの方は高いね」なんておしゃべりする穏やかな時間。

マリアという名前はもともとヘブライ語で海の滴を意味するミリアムから派生したもの。
海という漢字の中にも母が入っていますし、海は聖なる母の象徴なので、なんだか不思議なお導きを感じたひとときでした。

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マリアさまのお庭も散策。
栗で作られた鳥の巣がとても可愛らしく、大好きな聖歌《ごらんよ、空の鳥》を思い出しました♪

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お庭のマリアさまを見つめる娘。
マリアさまを見ながら、どんなことを感じているのかしら。


Silent Musicさんでは恵子さんのピアノとお歌による音楽が常に流れていて、聖なる空気をより一層深めています。
私も、お腹の中にいる娘とよく聴いていた《マリアさまのお庭》が入ったCD「Children in the Forest」をお迎えしました。

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早速CDをかけると、娘が「天使の国にいたときに聞いた!」と。
娘は以前「生まれる前、天使の国にいて上からママを選んで降りてきた」と話していたのです。
音楽も覚えていたみたい*

パパもすっかり気に入ってしまったらしく、家にいる間はずっとCDをかけているほど。

一緒に写っている折り紙は恵子さんの手作りで、振ると天使のような鈴の音がします♪

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それからこちらは音楽の聖女である聖セシリアさまと、小さき花のテレーズさまの御本を。
美しい調べと聖なるご本で、お家にもsilent musicさまにいるときのように清らかな気持ちになれそうです。

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恵子さんから娘にプレゼントしていただいた貝殻たちは娘の宝物。


twitterでSilent Musicさんを《東中野のルルド》と例えた方がいらっしゃいましたが、画面の前で深く頷きました。

私の心のルルドは、東京関口教会聖マリア大聖堂の敷地内にあるルルドのマリアさま。
静かな祈りと、清らかな慈しみの心がそっと包み込んでくれる場所で何度もマリアさまにお祈りしましたが、Silent Musicさんにも同じ空気が流れているように感じます。

娘と二人、なんの濁りもないひたすらに無垢な祈りと慈しみの美しさに触れて、なんだか心と体に気付かぬうちに溜まっていた澱が浄化されたみたい。

ただただ、純粋な優しい気持ちだけが心に広がって、祝福されたような気持ちになりながら帰路についたのでした。


娘もずっと「素敵だったねぇ!恵子さんも大好き!また来ようね!」と言っているので、会期中もう一度訪れるつもりです*




Silent Music→HP

清水真理→HP


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== 美術 ==

菫色の4姉妹の物語。

ユジェニーのすみれハンカチを鞄に忍ばせ、ANNICK GOUTALのパウダリーなすみれの香水を身にまとい、娘と菫色の小部屋こと、霧とリボンさまのギャラリーへ。

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こちらは霧とリボンの女主人ノール様が主催する秘密のカルチャーソロリティ《菫色連盟》の会員証。
少し久しぶりの菫色の小部屋に、胸が高まります。


《黒木こずゑ・Belle des Poupee二人展Little Women~四姉妹の物語》。

繊細な少女たちの夢を描く画家の黒木こずゑさま、そして布花やリボンやレースをふんだんに使ったロマンティックな装身具作家のBelle des Poupeeさま、大好きな作家さまが、気高く可憐な4姉妹の物語L.M.オルコット《若草物語》へのオマージュを描く展示会。

少女小説の中でも《若草物語》は私の中で特別な存在。
10代の時に出逢い、母になってからも家庭を営むことの手引き書として何度も読み返しています。
いわば、私にとっての《天路歴程》でしょうか。

そんな大好きな物語の世界を、大好きな作家さまが、大好きな霧とリボンさまで表現する…この日を心待ちにしていたのは言うまでもありません…!

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作家さまが織り成す物語の世界…。
可憐で慎ましやかな四姉妹の空間にうっとり。
志を持ち、質素に暮らしながらも気高い乙女たちの物語は、秘密の小部屋のノーブルな雰囲気ともぴったり。

女主人のノールさま、少年少女の心のままのドレスを造り出すネバアランドのデザイナーえいり様とのおしゃべりにも花が咲き。

4姉妹のお話、本のお話、子育てのお話、宝塚やバレエや犯罪界のナポレオンことJのお話…。
ノールさまのたおやかな仕草、えいりさまのお人形のような可憐さにうっとりしながら、楽しくお話をさせていただきました*


今日は予約制入場の日だったので、娘とゆっくり作品たちを鑑賞。

4姉妹の中で、私は長女のメグが好き。
長いことベス派だった私ですが、年を重ね母になると共にメグにどんどん惹かれていきました。
真面目なところ、愛情深いところ、美しいものを愛するがゆえの虚栄心さえも愛しいのです。
適度に力を抜くことが苦手そうな一面も、同じ長女として共感していたり…。

ちなみに、娘は「メグのきれいで優しいおねえさんなところ、ベスのしずかなところがすてき」だそう。
私としてはジョーの活発さと、エイミーのおしゃまなところが娘にそっくりだと思うのですが…娘には内緒です。


黒木こずゑさまの描くメグは、慈愛や優しさ、清らかさ、そして真っすぐな心、そんなものが描かれている気がして…正に理想のメグ像。
こずゑさんの描くメグのようになりたい、そんな風に思いながらマーガレットの花や手袋、リボンなど、メグを象徴するモチーフに彩られた乙女を見つめました。

私がメグ贔屓なので、メグについてばかり書いてしまいましたが、他の姉妹もそれぞれファンの胸が熱くなるエピソードやモチーフが描かれていて本当に素晴らしかったです*


娘はまるでフランス人形さんが身に付けていそうな、ロマンティックなBelle des Poupeeさまの作品たちにもう夢中!
繊細な布花で彩られたミニハットやカチューシャ、こずゑさまの絵に描かれたネックレスなどを身に付けて鏡の前に立ってはにっこり、を繰り返していました。


霧とリボンさま、ネバアランドさまの共同メゾン、オーランドーの4姉妹ドレスもとても素敵で、やっぱり試着させていただいていれば良かった!とこっそり後悔しています。
4姉妹が生きた時代、女性たちの手によって仕立て直された穀物袋の柄を引き継いだUSAコットンで仕立てられたドレスたち。
娘がLadyになったら、お揃いで着てマーチファミリーごっこがしたいな…なんて夢想しながら。


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娘のおねだりでBelle des Poupeeさんのパンジーヘアピンと、山口友里さんのポストカードをお迎え*
来場記念にいただける4姉妹のカードもとても可愛らしくて、娘と取り合いになっています笑

菫色にけむる美しい小部屋で、心から愛する物語の世界にひたすら胸ときめかせたひとときでした*



また原作を読み返したくなり…帰宅してから、もうボロボロになっている私の若草物語のページを開きました。

キャラクターたちの魅力はもちろんのこと、私は彼女たちの暮らす家の描写が大好き。

例えば

━「壁には一、二枚の趣味のよい絵がかけられ、書だなには書物がぎっしりとつめられ、出窓には菊やばらが季節をよそに咲き匂い、家庭の平和な快いふんいきかまへやのすみまでしみこんでいる」

暮らしを整える、生活を彩るってこういうことではないでしょうか?
わたしもこんなHomeをつくっていきたいと常々思います。

長所だけでなく短所も含めていとおしくなってしまう4姉妹。
愛情に満ちたマーチ夫妻も、個性豊かな4姉妹も私の中で永遠の憧れです。

4姉妹のきらめきを閉じ込めた、素晴らしい展示を心行くまで堪能できて幸せな1日でした*


霧とリボンさま→HP

黒木こずゑさま→Twitter

Belle des Poupeeさま→Twitter

山口友里さま→HP

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== 美術 ==

極上の美、永遠の命

今日はまた、娘とソウルメイトとお出掛け。
バラの花咲く、ポーの村へ帰ってきました。

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竹宮恵子さん、山岸涼子さん、大島由美子さんなどの「花の24年組」と呼ばれる漫画家さんの作品が大好きな私。
その中でも、萩尾望音さんは別格で…著作は何度読み返したか分かりません。

今回は絶大な人気を誇る「ポーの一族」を中心とした原画展。
銀座松屋の催事場での開催でしたが、会場の人の群れを見て、年齢に関わらず愛され続ける萩尾望音さんの偉大さを改めて目の当たりにしました。


まず、イントロダクションの演出。
あの「おいでよ、一人ではさみしすぎる」のシーンが窓辺のシルエットと風、そして原画がスクリーンによって写し出される演出なのですが…これで泣かないファンっているのでしょうか?
私は入り口入ってすぐのこの演出だけで、ソウルメイトと瞳を濡らしてしまいました。

そして、膨大な数の原画。
繊細で艶やかな線で描かれた美しい世界はもはや絵画の領域。
印刷では分からない、細かな部分まで見ることが出来てとても感動しました。

ポーの一族のお話では「ペニーレイン」、「はるかな国の花や小鳥」が特に好きなのですが、そちらの生原稿も拝見できて、天にも昇る気持ち!

原画の他に、カラー原稿や口絵カット、貴重なネタ帳など、ファンには垂涎ものの展示内容です。

ポーの一族だけでなく、「トーマの心臓」や「残酷な神が支配する」「この娘売ります!」などなど、大好きな作品たちの展示や、イメージドールなどの展示もあって、終始うっとり。

ソウルメイトと一緒に、言葉にならない嘆息を漏らしながら、耽美の世界を見て回りました。

娘は原作は読んだことがありませんが、なにせ宝塚版ポーの一族の大ファンなので、メリーベルやエドガーを見つけて「あ!エドガーだよ!メリーベルかわいいね」なんて言いながら楽しんでくれたよう。


でも娘が一番喜んでいたのはやはり宝塚版ポーの一族のフロア。
お衣装、小道具、パネル、映像の展示に、主題歌を口ずさみながらはしゃいでいました。

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ホテルブラックプールのシーンのお衣装、原作シーンそのままで改めて感動…!

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おいでよ、のシーン。
ああ、歌と共に舞台の感動も蘇ります。

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みりおエドガー、本当にエドガーが憑依しているかのような熱演でしたね。
いつかギムナジウム編も宝塚でやって欲しいです…!

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お買い物も。
すみれ色とイラストが美しいノートと、大好きなペニーレインの栞。

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ポストカード。
娘もお気に入りを選んでお迎えしていました。

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ショップには宝塚のパネルも…!
等身大でないのが少し残念でしたが笑



どこまでも丁寧に描かれた一つ一つの線、繊細なペン先が織り成す美しい原画の世界を見ているうちに、微かにバラの香りが漂っているかのように感じるほど。

バンパネラたちの哀しみ、儚さに胸がぎゅっと締め付けられ、心はいつしかバラ咲くイギリスの村や、ドイツの寄宿舎へ…。

あまりの美しさに、窒息しそうになるほどでした。
会期終了間近でしたが、観に行けて良かったです…!
これから川崎、大阪に巡回するそうなので、お近くのかたは是非足を運んでみてくださいね。


展示会のあとは、素敵な喫茶店へ。
それは次の記事に書きますね。



━━わたしたちといっしょに遠くへいく?
ときをこえて遠くへいく?━━











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