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== お花たち ==

映画や植物、そして本の話。

昨晩、久しぶりに《かもめ食堂》が観たくなって観賞。

私はどちらかというと洋画派なのですが、邦画でも時たま無性に観たくてたまらなくなる作品が幾つかあります。

桜が咲く時期には《花とアリス》(蒼井優さん演じるアリスが紙コップをガムテープで巻き付けた即席トゥシューズで踊るシーンはあまりの美しさに毎回涙してしまう!)。
不良な気分の時は《月曜日のユカ》(猫のようにコケティッシュな少女時代の加賀まりこさんにクラクラ)。
緑が美しい季節には《西の魔女が死んだ》(こちらは観た後必ず原作本も読んでしまう)。

そして、丁寧に細やかに生きるモチベーションが欲しいときはこの《かもめ食堂》。

余りにも有名な作品なのであらすじは割愛しますが、フィンランドで食堂を経営する主人公と個性的なキャラクターたちのどこか可笑しくて穏やかな日常を観るとすっと背筋が伸びます。

背筋が伸びると言っても、敬礼のにように堅苦しく伸ばすのではなく、背中と共に気持ちも伸びやかになるような伸びる、のほう。

主人公は毎日規則正しいルーティーンを行っていますが、それはこうしなければならない、という強迫観念的なものではなくとても自然で、そしてその自然なルーティーンが彼女にとって心地良い流れなのだろうなと感じる過ごし方。
これってとても理想的ですよね。

なによりも好きなのは、キャラクターたちの些細な所作。
どんな所作もさりげなく細やかで、心がこもっているように感じるのです。

キッチンクロスでグラス類を磨く仕草、テーブルを吹き上げる仕草、日常に何度も繰り返すこの動作がとても丁寧で素敵。

家事をしていて気付くことなのですが、忙しくて時間と戦いながら慌てて行うより、時間がなくてもきちっきちっと丁寧に行った方が実は時間がかからないことって多々あるのです。
もちろん仕上がりも後者の方が綺麗。不思議ですよね。

イライラしながら作ったご飯はそういう味になる、ということはよく聞きますが、家事全般に共通すると思います。
家事だけでなく、生きていく上での様々なこと、全て「心持ち次第」なのかもしれません。

焦ったり、イライラすることは沢山ある未熟な私なので、いつでもは無理でも時おり思い出して、深呼吸して細やかに取り組むことが出来るようになりたいものです。

それから、もう一つのこの作品の魅力はキャラクターたちの言う、「はい」「ありがとう」という言葉の心地よさ。
特にもたいまさこさんの「はい」は《ええ、ちゃんと聞いてますよ》という気持ちが感じられてとっても良い。
こんな「はい」が言える人になりたいなぁと観る度に思うのです。

この映画を観ると深夜だろうがなんだろうが、挽き立ての珈琲と、シンプルなおにぎりが食べたくて食べたくて仕方なくなってしまうのが困ったところ。

今夜は作中に登場する、じゃがいもを丸ごとの形で煮込んだ肉じゃがか、焼き鮭かしょうが焼きをメインにして、お米はお茶碗ではなく手塩にかけたおにぎりにしよう!と決めています笑






特にお出かけの予定もない今日だけれど、一目惚れしたan another Angelusのすみれ模様スカートが届いたので早速着てみました*

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すみれモチーフに目がない私。
お洋服ですみれものが出るのは珍しいので、見つけた瞬間にお迎えしてしまいました笑

程よいロング丈、そして大好きなAラインのサーキュラー。
ひらひら裾が舞うのが嬉しくて1人くるくるしてしまうご機嫌な人です。

GWにはこれを着て、秘密の菫色組織に潜入予定…💜






今日は娘のピアノレッスン日。
以前書いた区民会館のオープンガーデン が今週から始まったので早速行ってみました。

去年訪れたときはもう花の時期も五月の薔薇も終わって、ハーブの緑が広がり、お花はクレマチスやジキタリスなど初夏の花でしたが、今日は春のお花が満開。

ちょうど会館の方が庭仕事中で、一つ一つ説明して下さいました。
「若い方が見に来て下さるの嬉しいわ、またいらしてね。」ととても喜んで下さって私も嬉しい気持ちに。

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小道に沿って咲くサクラソウたち。
蝶や蜂が忙しなく蜜を吸っていました。

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こちらはデルフィニウム。
地植えにするとこんなに大きくなるのですね!

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勿忘草。
やはり青いお花が好きです。

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アンデルセンの《人魚姫》では海の色を矢車草に例えていますね。
読み親しんだ英国童話にもよく登場するので、幼い頃から特別惹かれるお花のひとつ。

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見ても美しい、香りも芳しい、飲んでも美味しい素敵なハーブ、カモミール。

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ラナンキュラスも、こうして地植えだと切り花とはまた違った風情を感じます。

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可愛いなぁと思ったのはアジュガ。
花が幾重にも重なって咲く様子が十二単に似ていると、西洋十二単という別名もあるのですって。
ピンク色のものもありました。

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お食事中に、失礼します🐝


これから、原種ツルバラや白モッコウバラ、 オールドローズなどのバラ各種や、より青々と繁るハーブ、去年見たクレマチスやジキタリスなどが咲くそうなので、毎週見に来たいと思います。

係りの方の説明のあと、ガーデン内のベンチで熊井明子さんの《風のポプリ》を読みました。

目をあげれば花々、虫たちの羽音や鳥の声、そして熊井さんの香りの言葉たち…なんて贅沢な読書!

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レッスン終わりの娘も、ガーデンをお散歩しました。
また来週も楽しみです。


そんな帰り道、道端に小さな青いお花を発見。
キュウリグサです。


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《西の魔女が死んだ》で、まいがヒメワスレナグサと呼んでいた素朴なお花。

今朝方、この物語について考えていたところだったので、思わず嬉しい悲鳴。
娘と摘んで帰りました。

なんだか無性に《西の魔女が死んだ》を読みたくなってきたので、今夜の読書タイムは決まりですね*

こんな風に、読書が行ったり来たりしているから、積ん読の山が減らないのです…。



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