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== 美術 ==

強く美しい女性たちの愛の物語。

9月15日*
とても久しぶりに、文京区にある弥生美術館へ。
《命短し恋せよ乙女〜大正浪漫事件簿》展を見に行ってきましました。

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最後に訪れたのは出産前に中原淳一のひまわり展だったので、本当に久しぶりの弥生美術館です。

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今回の展示は大正時代、激しい恋に生きた美しい女性たちにスポットを当てたもの。
当時の事件の詳細や新聞記事、恋文や写真の他に、マツオヒロミさんの美しいイラストが展示されています。

表題になっている命短し恋せよ乙女〜で始まるゴンドラの唄を歌った松井須磨子さんの、妻子ある劇作家島村抱月との不倫の末の自死や、朝ドラでも有名な歌人白蓮の駆け落ち、女性活動家の元祖であるらいてうの駆け落ち、美人画家竹久夢二の妻たまきと、愛人の彦乃とお葉など、恋に生き、愛に生きた男と女のドラマがめくるめく展示会でした。

テーマ上不倫ものがどうしても多く、途中息苦しくなりながらも(有名な島崎藤村の姪とのエピソードにはやはり吐き気も…)マツオヒロミさんの美しい原画に、乱れた心を清められました。

特に、夢二とお葉を描いたイラストは本当に美しく、妖艶なお葉に、しばらく立ち尽くし、うっとりと大正浪漫の世界に酔いしれたほど。

恋に生きた女性たち、と聞くと感情的に恋に身を捧げ、失意のうちに沈んだような印象を持ちますが、今回の展示は記事を見れば見るほど女性たちの精神のたくましさを痛感。
それに比べると男性人はなんだか夢とロマンをこじらせているようにしか見えず、無責任な行動と、当時の女性軽視の風潮と法律に憤りを感じました。

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テーマがテーマだった為に、ずっしりと重くなった私の身と心を軽くしてくれたのは、隣接の竹久夢二美術館での催し、《竹久夢二モチーフ図鑑》。
夢二自身の恋のいざこざからは一度切り離し、花や子供、猫など可愛くて楽しいモチーフに焦点を当てた展示を楽しみました♪

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展示のあとはお隣のカフェー港やさんへ。
前日もランチはカレーだったのに、ここでも美味しそうな香りに負けてまたカレー!(笑)

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程よくスパイシーなカレーも、自家製ピクルスもとても美味でした*

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お土産たち。
愛すべきおちゃめなおばあさまであり、イラストレーターの田村セツコさんのアリスのファイル。

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マツオヒロミさんのお葉と夢二、田村セツコさんのイラスト、竹久夢二のセノオ楽譜の乙女のねがひのポストカード。

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夢二の楽譜のテキスタイルが大好きなのでマノンレスコーのメモ帳と、発売当初から目をつけていた乙女のねがひのパスケースも購入してきました♪



帰り道、アンティークドール好きの方々の間では有名な懐古どぉるさんへ寄り道。

とっても気さくで親切なオーナー様に貴重なブリュやジュモー、ロングフェイスを見せていただいたり。
こちらのお店のドールたちはみなオーナー様が直接フランスへ買い付けに行き、お直しをして出しているそう。
店内には吉田キミコさんや小澤清人さんの絵も飾られていて、それについて触れるとお二人と仲良しとのことで今は無き宵待草の話で盛り上がったり…とても楽しいひと時でした。

レプリカを一人、二人お迎えするくらいなら、少し頑張って本物をお迎えしたほうがいい!と力説なさるオーナー様に、私もついつい頭の中でローンを組んでしまう始末…(笑)
あーん、永遠に、私には憧れのままです!(笑)

このお人形たちも、どんな愛の物語を見てきたのかしら?と想像しながら、帰路についたのでした。



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