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== 読書 ==

すみれノオト

娘の冬休みも残り2日。
最近少しお寝坊気味だったので、この辺で生活リズムを戻さなくては!と今朝は頑張っていつも通り5時に起きました☀

お掃除やお洗濯などの家事を一通り終わらせて、娘とのんびり朝ごはん。

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娘のリクエストでホットケーキ。
古いフライパンで焼いたらちょっと失敗しちゃったのですが…笑
ヨーグルトとりんごも乗せて、ぺろりといただきました♡

お花の香りの紅茶も一緒に。
茶器はプレートのお花柄に合わせて、ロイヤルクラウンダービーのロイヤルアントワネットをセレクトしました❁

この時期、朝5時はまだ暗く寒いです。
そこで音がたたない箒とちりとりでゴミやホコリを取ったり、冷たい雑巾で床を拭いたりは結構辛いのですが、お部屋を清潔に磨いてアロマを焚いて、身支度を整えて、しゃん!と朝食をいただくのは気持ちがいいですね*
まさに早起きは三文の得、のような気がします。
今日は娘と公園に行こうかな♪







こちらの本、読み終わりました。


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《すみれノオト》
作・松田瓊子、編・早川茉莉

松田瓊子は、作家野村胡堂の次女として生まれ、スピリ、オルコット、バーネットの作品に影響を受け、キリスト教信仰にも基づく瑞々しい作品を発表し、23歳で夭折した少女小説作家です。

この本には、彼女の小品小説、短歌、日記、そして彼女に関わりのある人物たちによる愛に満ちた言葉で綴られた文が載っています。


先日まで読んでいた吉屋信子の少女小説とは少し趣が違って。
吉屋信子が描く少女たちと同じように繊細で、乙女らしい真心を持っているのですが、松田瓊子の少女はそれに加えて迸る生命力があります。

アルプスの山を駆けるハイジの無邪気さ、活発なお転婆娘ながら、愛する書物に対しては食べるのも忘れて読みふけるジョーの情熱、花々の生命の営みや友人たちとの触れ合いから様々なものを学ぶメアリーの賢さ。
松田瓊子が敬愛する作家の作品の主人公たちに流れるものと同じものが、松田瓊子のキャラクターたちにも流れているように感じます。

そしてそれは、彼女の日記を読むと彼女自身にも流れていることが分かります。

子どものための物語を書くことへの情熱や、キリスト教信仰に基づいた家族や婚約者(後の夫)、友人への愛情。
花や植物など小さきものに心をとめる繊細な眼差し。
そんなことが綴られた日記は、まるでそれがひとつの作品のように美しいのです。


17歳の松田瓊子が物置を屋根裏部屋に見立て、居心地良く整えてそこで物語を読んだり書いたりすることに熱中する様子(ジョーそのまま!)や、20歳の時に自分の部屋をコバルトブルーで統一し、《ブルーベル》と呼んで花や物語に囲まれて療養している様子などは、本当にいじらしく。

同じく本を読む娘、言葉を書く娘だった私は強い共感と共に、 病魔と戦いながら、一心に生きた一人の女性の情熱の強さに、この本を読む度に涙を抑えることが出来ません。

また彼女の音楽への造詣の深さにも感動します。
日記や小説には沢山のクラシックの名曲が出てきます。
いつか全集を読んで、彼女の作品や日記に出てくる音楽のリストを作りたい…!

サッフォーやロゼッティ、ミルトンなどを原文で読んでいるのも、寝たきりの生活の中での活力だったと思うと、本当にこんなにも瑞々しく生きる希望に満ちた才能あふれる女性を早く呼び寄せてしまわれた神様に苦情を言いたくなってしまいます…。

花のように生き、花のように散った松田瓊子。
《紫水晶のように陽光の中のサフランの花はうつくしい》と彼女はうたっていますが、彼女の周りの人にとっては、彼女自身がこのサフランのような存在だったのだなと思います。

家族や友人という陽光に包まれてた松田瓊子が綴った、紫水晶のように輝く言葉の数々を、私も大切に心の宝箱にしまいたいです*

読了後、私の胸の中はサフランの香りでいっぱい。






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